看護師を襲うバーンアウトにならないために

看護師を襲うバーンアウトの恐怖、燃え尽き症候群にならないために

「バーンアウト・シンドローム」という言葉をご存知でしょうか。「バーンアウト・シンドローム」は、「燃え尽き症候群」ともいわれます。それは頑張り過ぎて心身が消耗する状態を指します。たとえば、せっかくの休日なのに何もする気が起きないとか、なかなか疲れが取れずだるいという状態が続いてはいませんか。仕事に対しても意欲を持てないという状態に覚えのある人は注意が必要です。

「バーンアウト・シンドローム」は医療や看護の世界だけの言葉ではありませんが、特に生死に関わる仕事に就き、その職場環境も「危険」「汚い」「きつい」の3Kで表されるほど過酷な看護師の業務では、バーンアウトに悩まされる人が多くなるのは想像に難くありません。

看護師という仕事に高い意識と意欲を持つ人だからこそ、よりこの危険にさらされています。一生懸命になり過ぎて頑張り過ぎてしまう真面目なタイプほど、陥るリスクは高まります。特に新人看護師は志が高く、やる気がみなぎっている分だけ、現実の厳しさと置かれる状況の過酷さや、人の死に際し自信を喪失する可能性が増えるのです。

「人と会う気持ちになれない」「何をするのも億劫」「出掛けるにも身体が重い」などと感じたら、バーンアウトの可能性を考え、早めに対処することが必要です。そういう時は無理をせず、自分の心と体を癒すため、リラックスできる方法を考えましょう。好きなこと、やりたいと思うことだけをやってみる。ひとりで過ごす時間を持つ。自分が美しく変わったと実感できることへ投資してみる・・・温泉やエステで、ちょっぴり贅沢な時間の過ごし方をするのもよいかもしれません。

また同じ経験をし悩みやストレスを感じる看護師仲間に気持ちを訴えたり、先輩看護師に相談してみることも大切です。状況によっては休暇を取ることや、働く環境を変えてもらうよう訴えかけるなど、対策を取ることも考えなければならない場合もあります。

患者さんのことを第一に考え仕事に励むあまり、自分の体と心を壊してしまわないために、自分の心の声を聞きながら、上手に長く勤め続けていけるよう工夫したいものです。