看護師からも進める、養護教諭への道

ご存知ですか?看護師からも進める、養護教諭への道教えます

養護教諭の歴史は明治38年の「学校看護婦」にさかのぼります。学校に看護婦が採用された背景には、当時流行していたトラコーマという眼病があります。その対策としての洗眼を主な仕事としていました。そうして子ども達とふれあう中で衛生の習慣を教えていったのが、学校看護婦から養護教諭への変遷なのです。

看護婦の資格を持つ人が学校で勤務していた経緯から仕事の内容は変化していきました。そして養護教諭の要請の課程が看護から教育へと変わりました。現在、養護教諭になるためには教員免許法に定めによる「養護教諭免許状」が必要です。この免許を取得するために、専門の大学・短期大学・専門学校の課程を経て、免許状が交付されます。その後「教員採用試験」を受験し合格すると、晴れて養護教諭となることができるのです。

養護教諭を目指す道として案外知られていないのが、看護師の資格を持つ人が養護教諭となるケースです。看護師免許を持つ人は養護教諭特別別科で1年間学ぶか、養護教諭養成課程のある大学に編入し2〜3年勉強をすることで養護教諭1種教員免許状を手に入れることができます。その後の教員採用試験に合格することはもちろん必要ですが、このケースが養護教諭を目指す最短距離になります。

また、もう一つ、保健師の養成機関に通うという方法もあります。これは保健師養成課程を経て保健師に合格し養護教諭2種免許状を申請するというものです。これは1年間の養成課程で学びます。学校によっては免許状を申請するために必要な課目と単位が取れない場合もあり、教員養成課程の課目履修生などで単位の不足を補うこともできます。

看護師として医療の現場で働くうちに体調を崩してしまったり、精神的に不安定になり看護の仕事を続けられなくなったりと過酷な勤務ゆえ離職する人が多く、そのような中で養護教諭としての仕事は、看護師の資格を違った形で活かすことのできる魅力的な選択肢といえるでしょう。

「保健室の先生」として親しまれ、体だけではなく心の支えともなる養護教諭。不登校など心に悩みを抱えた子ども達に寄り添う大きな存在です。これから、ますますその存在に対しての期待や、ニーズが高まっていくに違いありません。